私には交換日記ならぬ、交換文庫をしてくれる友人がいました。
いました、と過去形になってしまったのは実は私はあまり読書が得意ではないのと、彼女と違う職場になってしまったので、今は交換文庫は滞ってしまったからです。
交換文庫の始まりは、とある病院の中途入社試験の話題からで、ある事件の記事を読んで感想文を書きなさいという試験内容でした。
その事件の本を持っているからと紹介されたのが交換文庫の始まりです。
以降彼女とのゆったりとした交換文庫が始まり、彼女が興味を持ちそうな本を書店で探しては紹介し、交換を行いました。
違う職場になってしまってからは、交換文庫は途絶えてしまいましたが、珈琲が好きな私は時々カフェに誘っては日常の出来事を聞いてもらい受け止めてもらっています。

彼女はゆったりと話を聞いてくれて、否定せずに受け入れてくれる言葉を使っていつも私を元気にしてくれます。
友達付き合いがあまり上手な方ではなく長続きしない私は、いつも彼女のバイタリティに助けられ惹きつけられています。
ここのところ、何かと疲れが溜まると心身共に悲鳴をあげそうになるので、彼女にそろそろあってパワーをお裾分けしてもらわなければと思う日々です。
出来れば私も誰かのエネルギーになれる、そんな存在になりたいものです。
看護師 ORCA


