当院での胎児スクリーニング検査について

当院では妊婦健診で行っている通常超音波検査とは別に【胎児スクリーニング検査】を初期・中期・後期に行っています。

胎児スクリーニング検査とは、超音波検査で胎児の内臓や骨格、心臓や血管などを調べていき、その形態や構造、動き(流れ)の異常の有無を、時間をかけて詳しく診ていきます

「胎児診断」「胎児ドック」「胎児精密超音波検査」など、胎児スクリーニング検査の名称は様々ですが、基本的に同じ検査です。

超音波検査は出生前診断の一つですが、採血を行う出生前診断とは違い染色体の数的異常を診断する検査ではありません。採血で行うNIPTやクアトロテスト等の出生前診断も確定診断はできません。これらを非確定的検査と言います。

しかし、超音波検査で認めた形態的な異常の組み合わせから、特定の染色体異常を疑うことはできます。そのような場合、確定的検査である羊水検査や絨毛検査を薦めています。

当院では「胎児超音波スクリーニングガイドライン」「日本超音波医学会ガイドライン」にある何十種類もの観察項目を一つひとつゆっくり確認していきます。

当院で実際に使用している【胎児/胎盤臍帯異常スクリーニング検査】項目です。

海外で広く行われている出生前診断の一つ「コンバインド検査」の精密超音波検査と観察項目は殆ど同じで、最新の超音波機器を使用し詳しく確認致します。

下の写真は、当院の胎児スクリーニング検査で撮った超音波写真です。
赤や青色は血管(血流)です。色の違いは血液の流れの方向によって変わります。

他院で妊婦健診に通われている方も、胎児スクリーニング検査を受けられます
ご希望の方は042-782-4135で予約をお願いします。

にしさこレディースクリニック 院長